保険選びには「目的」をハッキリと

保険選びには「目的」をハッキリと!!

目的をハッキリさせないと、必要な時に必要な保障が受けられなかったり、ムダな保険料を支払うハメに……。
年齢、性別、家族構成、そして自分の立場…などによって目的は大きく異なります。

生命保険の【目的】

生命保険の【目的】

生命保険は自分の生命や健康に関するリスクに備える保険です。死んだらお金がもらえるだけでなく、ケガや病気に備える「医療保障」、老後の生活資金・お子さんの学費に備える「老後・貯蓄保障」なども生命保険に含まれます。

いろんな保険会社からさまざまな生命保険商品が販売されていますが、生命保険は必ず目的をハッキリさせて選ぶ必要があります。でないと必要な時に必要な保障が受けられなかったり、ムダな保険料を支払わなくてはならないからです。

生命保険は【何のため?】【誰のため?】

生命保険は【何のため?】【誰のため?】

事故や突然の病気といった災難は誰の身にも降りかかる可能性がありますから、誰でも備え(生命保険)は必要です。

ところが人の状況はさまざま。年齢、性別、家族構成、そして自分の立場…などによって「自分に何かあったとき守らなくてはならない人」や「責任の度合い」は大きく異なります。

サラリーマンか自営業か、持ち家か借家か、独身か既婚者かといった違いも必要な保険金額と保障期間には大きな差が生じるのです。

生命保険で備えられるリスクは、次のように大きく3つに分類できます。

  • ●死亡するリスク
  • ●長期入院・要介護者になるリスク
  • ●お金に困るリスク

この3つに自分の状況をあてはめて考えることで、保険に加入する目的がハッキリしてきます。

死亡するリスクに備える

死亡するリスクに備える

小さなお子さんを持つ方なら「自分に何があろうと、この子は無事に成人して欲しい!」と願うでしょう。
自分に万が一のことがあった際、家族に十分な生活資金と学資を残せるような保険に加入しておきたいものです。死亡保障保険(高度障害状態もカバー)が必要でしょう。十分な備えには数千万円が必要です。

そしてこういうケースなら、保険期間は定期型(10年・20年・55歳になるまで、など一定の期間を定めた保険)が望ましいと思います。お子さんが大人になれば保険の必要がなくなるからです。
定期型の保険は終身型の保険に比べて、保障額が大きくても保険料が安いというメリットがあります。

お子さんが既に独立している、あるいはお子さんがいないという方の場合「葬式代などで家族に金銭的な負担をかけたくない」という方も少なくありません。

こういう場合、2~300万円もあれば死亡時の費用はだいたい賄えるのではないでしょうか。
このケースでは終身型保険を選びたいところです。終身型保険は何歳まで長生きしても保障が受けられるので安心です。

長期入院・要介護者になるリスクに備える

長期入院・要介護者になるリスクに備える

事故や病気で長期入院が必要になる場合もあります。そんな際に必要なのはまず入院保障ですが、長期間入院すると収入が減少したり、まったく収入が途絶えてしまったりする心配があります。

そういう場合に役立つのが「所得補償保険」や「就業不能補償保険」です。治療費の心配、家族の生活費の心配、家賃やローンなどの返済の心配などが解消できるでしょう。

そしてある程度の年齢になり、自分が大黒柱でなくなってからも医療費や介護費で家族に迷惑をかけたくない場合は終身型保険がオススメです。年齢が上がるほど入院リスクも高まるため、一定の年齢で保険が切れたら意味がないからです。

お金に困るリスクに備える

お金に困るリスクに備える

高騰する一方の教育費。でもお子さんの将来のことを考えると十分な教育を受けさせてあげたいと思うのが親心。そうした学費に備えるのが「学資保険」です。

また学資保険の代わりに低解約返戻金型の終身保険(払込期間中の解約返戻金を抑え、割安な保険料を実現した保険)を選ぶという方法もあります。

目的がハッキリしていれば、保険料は高くない!

このように保険の目的が決まれば、おのずと必要な保険の種類も決まるので「その保険に強い保険会社を選んで契約する」つまり保険会社の「いいとこどり」ができるようになります。例えば定期死亡保障はA社、終身死亡保障はB社、個人年金はC社…という具合です。

とはいえ、一般の方が「どの保険はどの会社が強いか」といったことまで分析するのは大変。それをアドバイスするのが保険のFP(ファイナンシャル・プランナー)の使命です。 弊社では、保険料のムダを省いて必要な保障をしっかり受けられるよう皆さまのお手伝いをさせていただいています。